電力大手の関西電力で、法律で譲渡が禁止されているアスベスト(石綿)が含まれた設備について調査もせず売却していただけでなく、過去の同様事例について十分調査していないことが判明しました(アジアプレスインターナショナル記事参照)。
これほどの大企業でさえ「アスベストを管理する仕組みがなかった」「関係法令の知識が不足していた」とコメントしているのですから、99.7%を占める中小企業や一般の人々がアスベストに無頓着でもやむを得ないのかもしれません。
ですが、まだまだアスベストは身近に存在しています。自分の、みなさんの健康を守るためにもアスベスト問題に目を向けてください。環境省水・大気環境局大気環境課から「事前調査結果報告」および「調査者の資格」についての広報資料が調査者関連団体を通じて送られてきました。
「事前調査結果報告」は来年(令和4年)4月、「調査者の資格」は令和5年10月から施行されますので、それまでには準備を終わらせてください、ということです。
事前調査結果報告は電子システムですが、まだ中身を見ることはできないようです。
調査者資格は登録講習機関がだいぶ増えましたが、どこも大盛況でなかなか受けられないのが現状です。
お早目のご準備をお願いします。