JIS A1481-5「建材製品中のアスベスト含有率測定方法-第5部:X線回折法によるアスベストの定量分析方法(第1部の定性分析方法を用いる場合の方法)」(以下「JIS-5」)が8月20日制定され、アスベスト分析のためのJIS法がこれまでの4部から5部編成となりました。
JIS-5は、JIS A1481-3をベースに作成された国際標準であるISO22262-3の方法を翻訳したもので、大部分の操作がJIS A1481-3と同じです。
ISOにおいて国際標準とするための検討を加えたもので、JIS A1481-3をよりブラッシュアップされた方法と考えられます。
X線回折法で課題となるアスベスト分析上の干渉鉱物について、その概要と対策方法が加えられており、また附属書Cでは「市販のアスベスト含有材料のタイプ及び最適な分析手順」として建材ごとの分析方法が示されています。
調査・分析においては、JIS A 1481-1による定性分析からの定量分析は、JIS A 1481-3ではなく、JIS-5で実施すべきとなった点が重要です。
JIS1481-5が制定されました
